舞鶴から業界に誇る発明を 丸玉木材 株式会社
大学卒業後Uターン 大機達也さん
離れて気付く舞鶴の良さ
もともと地元愛が強い方ではなく、高校卒業後は都会で生活してみたいと思っていました。地元を離れると気付くことが多く、舞鶴の落ち着いた雰囲気や住みやすさなど、帰省の際には舞鶴の良さを肌で感じていました。就職活動を始めた時、両親から「都会での就職に強いこだわりがなければ、一度舞鶴での企業説明会に参加してみてはどうか」と勧められ、参加した時に出会ったのが丸玉木材㈱です。大学では物理学を専攻していましたが、卒業後は自分の知らない新しい分野に挑戦したいという気持ちがあり、木材を扱い、開発に携われる点にひかれて丸玉木材㈱に入社を決意しました。
舞鶴での開発の仕事
私の所属する生産技術部開発グループは、新製品の開発がメインではありますが、既存の製品を改良したり、他社との差別化を図ったりと幅広い業務があります。私はここ2年、フローリングのピンポイント塗装技術に取り組んでおり、塗装方法変更に伴う専用設備の考案や、塗装方法に合わせた新塗料の開発などに携わっています。開発の仕事はすぐに成果が出るものではなく、将来を見越しての仕事になるので、辛抱強く、成功と失敗を繰り返して自分で主体的に考えてやっていく必要があります。大変なことは多いですが、開発の段階が一つ一つ進んでいくとうれしく、やりがいを感じています。
将来像を持って働ける
将来は、自分で課題やテーマを発見して、製品を改良したり、生産効率を上げたりして会社の利益に貢献できたらと思っています。そして、開発部門の醍醐味といえば、自分の成果物が会社のノウハウになったり、特許という形で財産として残っていくことだと思います。今の自分には知識や経験が足りていないかもしれませんが、将来、何か1つでも後世に残る発明を成し遂げたいと思います。
企業データ
丸玉木材 株式会社 舞鶴工場
所在地:京都府舞鶴市字平1157番地
ホームページ:http://www.marutama-ind.com/
◆丸玉木材㈱舞鶴工場は、現在215人の従業員が在籍。
◆フローリングや内装扉などの住宅建材を開発・製造・販売するJAS認証工場。
◆未利用材を使ってフローリングを作るプロジェクトや既存のフローリングの上から貼れる薄型のフローリングの開発を進めるなど、SDGsや時代に合わせた事業展開も行っている。
◆北海道に本社を置き、全国に工場を持つが、舞鶴工場は3次加工である完成品の製造という重要な役割を担う。
◆舞鶴工場では、工場職だけでなく、総合職・開発職の採用もある。
◆従業員の有給取得日数は約8.8日、月の残業時間は平均9.5時間。
◆基本勤務時間は8時~17時(60分休憩)の週休2日(土・日曜日、祝日)で年間休日は115日あり、その他の休暇制度も整備している。
◆転勤実績は極めて少なく、ここ2年は大幅な昇給が続いている(年1回月額平均13,000円の昇給)。
※このページは2022年12月「広報まいづる」に掲載した内容をもとに作成しています。