ジョブナビまいづる

舞鶴市雇用対策協議会が運営する
U・I ターン就職、舞鶴での就職応援サイト
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舞鶴で学び、
舞鶴で誇りあるものづくり 株式会社 平和熔工所
舞鶴で学び働く 井上直哉さん

お話を伺った井上直哉さん


市の奨学金を受け、舞鶴で学ぶ

舞鶴の人の良さ、落ち着いた生活環境、家族がいること、金銭面で親に苦労を掛けたくないという思いで、舞鶴で働こうと思っていました。そんな時、市内にある近畿職業能力開発大学校京都校(https://www3.jeed.go.jp/kyoto/college/)では、市の奨学金を受けながら、親に金銭面の負担を掛けずに技術を身に付けられることを知り、同校に進学しました(※)。
※近畿能開大京都校卒業後、市内で就職する意思を持つなどの条件を満たす人に市から奨学金を貸与。卒業後、一定期間市内で就業した場合、返済が免除される。
詳しくはこちら:https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kyouiku/0000005282.html

学んだ技術を生かし、舞鶴で働く

平和熔工所には、学校で学んだ技術を生かすことができ、アットホームな雰囲気で働きやすそうな職場だと感じたので、入社を決意しました。就職後、さまざまな仕事を担当しましたが、学校で学んだことを生かして、自信を持ってものづくりの仕事に取り組めています。

お客さまと現場をつなぐ仕事

今は、設計とレーザー加工の業務を担当しています。設計業務では、お客さまからの依頼、相談を受け、製作物の設計図を作っていきます。こうしたらより良くなる、より安価に仕上げられるなどお客さまに提案し、製作現場とも調整しながら進めていき、最終的に3Dソフトの中で図面を完成させていきます。お客さまと現場をつなぐ仕事は苦労もありますが、現場の社員とともに作り上げた製品がお客さまに満足していただけたときは大きなやりがいを感じます。また、そういった設計の仕事だけではなく、現場でプログラムにより機械を動かし、レーザー加工により鉄板を切る業務も行っています。

一連の業務がつながる達成感

大きな会社は、ものづくりの全工程のうち一部の行程だけを担当することも多いと思います。しかし当社では、世界で活躍する建設重機部品の製造、発電所プラント設備工事など多岐にわたる事業があり、図面起こしから製作、梱包、発送まで一貫して請け負っています。その中で、技術者としてさまざまな部分に関われるのは魅力の一つです。また、さまざまな技術が身に付くだけではなく、自分で図面を起こし、現場と調整し、レーザー加工した部品が工場で溶接され、どんどん形になっていく、その工程を近くで見ることができます。一連の業務がつながり、製品が仕上がっていくところに、充実感、達成感を感じます。

舞鶴で世界に必要とされるものづくり

自分の技術は、まだまだ未熟だと自覚しているので、今後も日々努力し、将来、平和熔工所を支えられる存在になりたいと思います。また、舞鶴にいても、世界で必要とされる製品、社会に欠かせない製品を作る誇りあるものづくりの仕事があり、その中で技術者として成長していけると感じています。これから社会に飛び立つ中学生や高校生の皆さんには、舞鶴でものづくりの技術者になることをぜひお勧めしたいです。

事業所データ

株式会社 平和熔工所
所在地:京都府舞鶴市字小倉222-5
ホームページ:http://www.heiwa-wel.co.jp/index.html

◆1945年設立の㈱平和熔工所は、約55人の従業員が勤務。
◆建設重機部品や鉱山・産業機械部品製作、プラント設備・配管、溶接工派遣、溶接・艦艇改修工事請負などが主な業務。
◆先人から受け継がれてきた職人技が、ロボットによる自動化へとシフトしており、溶接ロボットの導入など、他社と差別化できる投資を行っている。
◆従業員の有給休暇取得率は77.8㌫。週休2日で年間休日は116日。
◆年間2か月分の賞与に加え、業績賞与が出ることもある。給与に関しては同業他社より比較的高い方であることに加え、見直しも検討されており、1~3万円給与が上がる予定。
◆資格取得費用は会社が全面支援し、技術の習得をバックアップしている。

※このページは2023年4月「広報まいづる」に掲載した内容をもとに作成しています。